美濃島事務所の各項目の料金は、経済的利益率や成功報酬という方式もありますが、固定した料金表は、委託費(日額に歩掛かり(時間)を乗じる)に、諸経費(委託費に諸経費率)を加えた額としています。
この歩掛かり方式により、10時間を要した場合は5万円というように算出しやすくなります。いっぽう、当該議事録の作成に〇時間要した、〇〇作業に1時間要するというように各項目時間を計る必要があり複雑になります。
完全な料金表は運営上無理が生じますし、複雑でひんしゅくを買います。しかし、健全な事業には高度が料金表が不可欠です。複雑化になりつつある傾向を、時折り単純化に戻すというような往復を繰り返しています。
1 要素及び計算式
日 額:人件費(※1)
歩 掛:当該案件の処理に要する標準時間
委託費:日額✕歩掛(時間)
諸経費:委託費✕諸経費率(※2)
(家賃・光熱費などの直接維持費+事件研究等の間接維持費)
料 金:委託費+諸経費
※1:現在の日額は「1万6000円」(期待日額:2万4000円)
※2:割り出した現在の諸経費率は「1.5」
2 計算例:必要料金(委託費)
1時間掛かった場合(歩掛かり1)
5000円(内訳:委託費2000円| 諸経費3000円)
丸1日掛かった場合(歩掛かり8)
4万円(内訳:委託費1万6000円|諸経費2万4000円)
(期待料金/諸経費は据置き)
1時間掛かった場合(歩掛かり1 )
6000円(内訳:日額 3000円| 諸経費3000円)
歩掛1の場合(1日・8時間)
4万8000円(内訳:日額2万4000円|諸経費2万4000円)
3 計算例
役員変更登記:歩掛かり6.3(時間)の場合
委託費:6.3✕2000円=1万2500円
諸経費:1万2500円✕1.5=18900円
合計:3万1500円
役員変更登記の歩掛かりたる(標準的な時間たる)6.3時間を超えるような場合は、加算が発生します。だいたい初回の打ち合わせで標準時間内であるか、そうでないかは把握できます。標準時間内を超える場合は、事前に見積書を提出してお知らせします。
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